広島美術館で開催されている、
よりぬき長谷川町子展に行ってきました。

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サザエさんでほっこり、いじわるばあさんでぷっ


日曜日のTVアニメでくらいしか、サザエさん見たことありませんでしたが、
元々は四コマ漫画だったんですよね。

サザエさん一家の笑えるマヌケさ、
いじわるばあさんのほんとにいじわるな痛快さに、

美術館を笑わずに歩かずにはいられませんでした。
祖母が最後に、

「いじわるになって、わたしも長生きせんと♪」

と言っていました。
これからどんなリアルいじわるばあさんになってくれるか、楽しみです。


四コマ漫画って奥ぶかい


長谷川町子さんって、15歳ですでに、「天才少女」と、呼ばれてたそうです。
いくつか町子さん自身の写真もありましたが、オシャレな雰囲気が、
意外に感じました。(もっとオバチャンぽい人かと思ってた・・・)

四コマ漫画って、あっという間に読み終わるんだけど、
その間に起承転結があるんですよね。
たった四コマでそれを表現するなんて、なんと難しいことかと。

長谷川町子さん、休養中に、これまでのサザエさんの四コマを振り返って、
自己採点表を作っていたそうです。
それには、◎大変おもしろい○おもしろいの評価があり、
マトリクスでまとめられてました。

それが、後の連載を組み立てる考察だったとされているようです。
これまで書いたものを自分で評価して次につなげる作業って、
どんなことでも必要なのかな。

時代の風刺も垣間見れて、それもまた興味深かったです。


普通の生活なのに、おもしろい


話の舞台や登場人物の環境って、普通、なんですよ。
時代は確かに違いますが、一見普通の一家、普通のおばあさん、なんです。

でも、マヌケといじわるの目のつけ所が、すばらしすぎるんです。
マヌケは、あるある~!って共感できることが多くって、
いじわるは、そんなこと思いつくか?!て内容。

それがもうおかしくって・・・。
長谷川町子さん、おもしろい日常を創り出す天才だと思いました。


ふと、文章に通じるものがあるな・・・と、感じました。

なので、それがどういうことなのか、ちょっと追求してみようと思います。
母が色々買ってきたので、楽しみつつ、勉強しつつ、
これから読みますよ。

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